失敗から学んだこと

「完成された会社ではない」とお伝えしていますが、それはこれまで失敗がなかったということではありません。むしろ、失敗を通じて今の会社のあり方がつくられてきたと思っています。

スタッフとの関係が壊れかけた

何があったか

以前、スタッフに対して改善してほしい点を伝えたことがありました。しかしそのとき、相手の状況や気持ちを確認しないまま、一方的に「できていないこと」を指摘し続けてしまいました。

言っていることは間違っていなかったかもしれない。でも、伝え方が間違っていました。結果として、そのスタッフとの関係がぎこちなくなり、信頼を損なう経験をしました。

そこから学んだこと

「正しいことを言えば伝わる」というわけではない気づきました。人は、自分の気持ちや考えを受け止めてもらえていないと感じると、どんな正論も耳に入らなくなります。

それ以来、何か伝えたいことがあるときは、まず相手の話を聞くことから始めるようにしています。「今どんな状況なのか」「どう感じているのか」を確認してから、こちらの考えを伝える。

そして、できていないことより先に、できていることを見つけて言葉にすることを意識しています。「ありがとう」という言葉を、もっと意識的に伝えるようにもなりました。

今も完璧にできているとは言えません。でも、この経験があるから、「まず受け止める」というマネジメントの姿勢を大切にしています。

採用の基準があいまいだった

「紹介だから大丈夫だろう」「なんとなく合いそう」という感覚だけで採用を決めてはいけないと痛感する出来事がありました。

この経験から、採用前に「お願いしたい業務」と「求める人物像」を具体的に言語化することを徹底するようにしました。あいまいなまま採用すると、入社後に「こんなはずじゃなかった」という思いをお互いが抱えることになります。

また、試用期間をしっかり機能させることも大切にしています。試用期間は「見極める期間」ではなく、「お互いの理解を深め、納得して一緒に進めるか確認する期間」だと考えています。もし合わないと感じた場合も、お互いが納得できる形で向き合えるよう、丁寧にコミュニケーションをとるようにしています。

マネジメントの失敗からは「まず聞く、受け止める、認める」というスタンスが生まれました。採用の失敗からは、この募集要項で仕事内容や職場の考え方をできる限り具体的に伝えようとする姿勢が生まれました。

他にも小さな失敗はたくさんあると思いますし、これからも色々な課題が出て来ると思いますが、社員にとって働きやすい職場であるために、改善を繰り返していきたいと思います。